蛇足的アフター あとがき
はじめに。
蛇足的アフターを書くにあたって賛否両論になりそうだけれど意識したこととして、アフターであり、年数が経過していることもあって、劇中の彼らの性格そのままで展開はさせないということを決めていた。できるだけ大人の考え、子供のノリはしないという程度ではありましたが。特に三葉については私の妄想が強く入っているので、人を選ぶと思って書いていました。
六話の四葉についてはあからさまに妄想です。
1.蛇足的エピローグ
思いつきで書きなぐった作品。所要時間は2時間かかっていない程度。本編のエピローグが素晴らしい”引き”で終わったと思ったので、拡大解釈して蛇足を付け足して完成させた。
書いたのが徹夜明けの朝ということもあって、瀧くんの字を誤字したまま載せるという愚行をやらかしてしまったというのもあった。悲しい事件だったよ。
割りと適当に書いたのだけど、短いということもあって表現の幅は順当に書けた気もする。
2.シナモンコーヒーをもう一度
一話が短すぎたこともあって、着地点として設けた話。
アフターの土台である。こんな感じの解釈で進んでいくよという説明をしたかった回でもあるけれど、タイトルでミスリードを誘って結末で持っていくという話。
ダブル・ミーニングが活きたと思う。個人的にオチの付け方は綺麗だった。
3.懐かしき初対面
ダブル・ミーニングどころかトリプル以上の意味も持たせた気がするタイトル。
テシサヤとの再会が強いイメージとなるように描いた。
でも、デートだったり、アレだったりも懐かしいことなんです。
テッシーさやちんコンビとは仲良くやっていってると思ったし、その様子が劇中から(アナザーサイド含め)感じ取れたのでこんな感じかなあと妄想しました。
高木と司と奥寺先輩については、ここで入れるのにはちょっときついと思ったのと、他の話でわざわざ設ける余裕がなかったので申し訳ない限りだ。
4.お仕置きの果てに
おまけ程度で、書いてたつもりだったんですけど、やけに長くなって四話となった。
話の進みというよりは、内面についてという感じ。
タイトルを『なんでもない朝に』 とかに変えたほうがいいんじゃないかなあと軽く思ったり。
5.カタワレの言葉
これもタイトルにいろんな意味をもたせたかったので、いろいろな人の話を組み入れた。けれど、演出が未熟で、うまいこと纏まっていないと思っている。
特に本筋であるはずの三葉の魅せ方がちょっと弱いのも難点。修正する必要がありそうな回となってしまった。
やりたいことはやっているので、本にするときに修正とかそういう感じな程度。
6.七つの葉っぱと瀧の夜話
四葉ちゃん回。こういうキャラクターに成長していたら個人的に楽しいなあと思ってこうなった。4話と同じで最初はオマケ程度の軽い文章のつもりだったのだが、四葉を掘り下げていくのと魅力的に見せるためには、とか考えてたらやけに長くなった。あとチートキャラっぽいぐらい強いキャラになってしまった。でも四葉ちゃんならおかしくなくない? ってゴリおしできそうなのが強いと思う。
タイトルは、四葉と三葉で、七つ葉だよなあと軽く思っていたのでそれを消化。満足。
7.ふたりのむすびごと
蛇足的アフターを書くかあとなったときに最初から構想にあったのが、瀧に新たな組紐を三葉がプレゼントして、その組紐と自分の組紐を結んで、これで結ばれた証だよね。という感じのことをやりたかった。
これを考えついてから消化するまでにかかったのが二ヶ月。タイトル自体も結構温存してて、一ヶ月前には、これでいこうと思っていた。
もちろんRADWIPMSの『ふたりごと』をインスパイアしています。
むすび、コトでなんとなくアレも連想できそうなあたりタイトルは結構気に入っている。
そんな感じの蛇足的アフターシリーズでした。
pixivの文字数換算で約77,000文字。制作期間二ヶ月(実際に掛かった時間が筆のノリがよくて大体1時間に1000文字ペースですから、90時間ぐらい?)
こんなしょうもないあとがきまで読んでくださった方ありがとうございます。
また機会がありましたら、別の作品でもお会い出来たら光栄です。
改めて、ありがとうございました。